弟子のSです

武術の稽古日誌

稽古メモ、のようなもの

ブログの更新頻度が落ちていて、かつ個々の記事が長くなっているのは、言葉で説明しにくいこと、言葉にすると誤解されがちなことを理解することが多くなっているのが一因だと思う・・。それと、書く以外のことをしている時間が多くなった。といっても武術に関することしかしてないような気もする。仕事中や子供といるときは別かもしれないけれど。武術に関していないことってこの世にあるんだろうか。というか「武術」って何なんだろうか。

稽古や、師との対話や、課題を通し「ああ、王様は裸だったんだな」みたいなことに気づく。しかし同じ裸の王様を見るのでも、師と私とでは見え方がだいぶ違っているようだ。師のする刷り込みの解体(「デプログラミング」)は徹底していて、まだまだ私は王様に服を着せているのだろう。一つわかるとその先のわからないことを提示される。「脱がし方が足りない、まだ脱がせられる、もっと脱がせられる」と説かれているようだ。一体師にはどういう世界が見えているのだろう。

実技面では最近テレビで見た「ホテルに侵入した覆面男ともみ合いになった夜勤の女性が、覆面を剥がし取ったことで男の身元が割れて逮捕に至った」というニュースにいたく打たれた。「人を物理的に倒す・倒せない」にこだわる自分だが、武術はそこじゃないんだと言われた気がして。

色々わからないし、わからない私の書く文章もたぶんわからないでしょう・・・。