弟子のSです

武術の稽古日誌

カポエイラ

義父が急逝し、新年から喪中の人となっております。
訃報が入るまで集中していたことを、落ち着いた時のために書き留めておこう。

師がいままで折に触れて紹介されていたカポエイラに遅まきながら興味を覚え、あれこれと勉強を始めたところだった。

カポエイラは不思議な武術である。輪になって行う「ホーダ」を一見しただけでは、これが本当に武術なのかどうかも判然としない。セッション、祭事、あるいは呪術のようにも見える。ホーダの中心でジョーゴとよばれる「組手」をする二人は踊っているようにも曲芸をしているようにも見え、その表情には微塵も悲壮感がない。ブラジルの無形文化遺産ということで、ブラジル人の気質とも深いつながりがあるようだ。

この摩訶不思議なカポエイラが、とりわけジョーゴが「何」なのか。それを知ることで、演武・組手がよくなりそうな予感がすごくする。


Grande & Itapuã イタプアン講習会


MANDINGA EM MANHATTAN