弟子のSです

武術の稽古日誌

打倒!

棋士加藤一二三さんという九段のすごい人が、このように書いておられる。 「私の経験からして、将棋に将棋オンチは存在しません」 「将棋の入門書や手引書を読んで研究したり、対局を重ね、経験を積み重ねることで必ずうまくなります」 根拠はわからないが、なんという素晴しい意見であろうか。この知見にふれ、とりあえずiPadのアプリ「羽生善治の将棋のお手本〜初心者からの定跡講座〜」を購入する。 加藤九段いわく、先を読むことを覚え、七手詰めがわかるレベルを目指しましょう、とも。自慢じゃないが、私は三手詰めより先はさっぱりわからない。わかる人がいるのがむしろ不思議だ。先を読んで何かをしたという経験が人生でほとんどないことに最近気がついた。 しかし世に将棋オンチが存在しない以上、私もまた将棋オンチではありえないのだ。