弟子のSです

武術の稽古日誌

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

今日のお稽古

ママ友二人と久しぶりにランチ。エスニック料理をおいしく食べて、おしゃれな和カフェでお茶を飲んで、尽きせぬ主婦トークに身を委ねる。太極拳やってるんだよと言ったら、優雅だねえーと言われた。二人が情報交換する学校の人事とか、美味しいお店とか全然…

今日のお稽古

エクスライダー。周回コースを作ってみた。 なんとか滑れるけど、部屋から出て行くところがたいへん。 ふだんはこの他に太極拳と、ときどき木刀の素振り。羽ばたきも肩がほぐれて気持ちがいいからやる。ほんとは、苦手なのをもっとやらないといけない。腕振…

ちょっと変わった

週末から連日、家族のことで東へ西へ。今日はお稽古をキャンセルしなくてはいけなかった。 以前は家族や自分に何かあると、もう武術が続けられないと思ったけど、今は何かあると、武術が一緒にいて支えてくれると思う。 稽古がつらかったり、悩んだりするこ…

論理的であるということ

武術に関する思考は、論理的である必要がある。「自分はこうだと信じている」「自分はこうしたい」というような願望は入り込んではいけない。人に通じて初めて術である、ということは、主体は自分ではなく受け手側にあるということだからだ。 という師の言葉…

論理的でないということ

本棚から『英語で意見を論理的に述べる』という本を出してきて読んでいる。英語の勉強にはまっていた時に買ったもの。英語の世界でも、非論理的であることはひどく戒められるのだ。 論理的でない対話の例:『偶然と因果関係を結びつけている』 A:お父さん、…

今日のお稽古

エクスライダー→護身術→太極拳。 護身術は突きと払い、単推手、双推手、双推手からの展開:腕・手首を取る、崩す、投げる。 太極拳では膝拗歩〜手揮琵琶〜膝拗歩と、金鶏独立の、相手を想定した動きを見せてもらった。 稽古後、「論理的思考」について師に教…

なんだから攻撃

私の家族は夫と子供二人と実母なのだけれども、この実母(74)が修行を静かに阻むのである。 絶えず手足にあざを作って帰ってくる娘が心配で心配で、おさらいだといっては娘に技をかけられる孫が心配で心配で。「ママは昔から乱暴っこだった。おてんばだった…

今日のお稽古

合気道。呼吸法から一教二教、入身投げ四方投げ、剣の一教〜三教。近く昇段審査があるとかで、審査を意識した内容だった。初心者の私に、どの人も本当に親切に教えてくれる。複雑な印象は相変わらずだけど、少しずつ前に進んではいると思う。 合気道の稽古と…

今日のお写真

だいぶ乗れてきたエクスライダー。私もそうでしたが、見たことのない人のために画像を貼ります。それぞれに足を乗せて、赤い矢印の方向に進みます。車高は13センチほど。

今日のお稽古

武術90分。剣術。素振り、離れた相手を斬る歩法、抜刀術、対面練習。 師によれば、剣と杖、初めて持ったときの感じで好みがわりとはっきり分かれるそうだ。杖を持っても特別感慨のない私は、木刀を握ると心の水銀柱が急上昇する。 放っておけば「背中に桜が…

論より稽古

ブログに載せる文章を書くのにあんまり時間がかかるので、われながら呆れている。言い回しや「てにをは」にこだわって書いちゃ消し、書いちゃ消し、していると「武術は言葉遊びではありません。稽古しなさい」という師のビターな指摘が聞こえてくる気がする。…

今日のお稽古

動く禅と言われる太極拳と、立禅は護身術の稽古で知っているので、ここで座禅を体験してみようと新宿のカルチャーセンターに出かけた。兵庫県にある安泰寺という禅寺の住職さんが来ておられた。曹洞宗の只管打坐(しかんたざ・座禅)と経行(きんひん・歩く…

今日のお稽古

ころんで痛めた足のスジも気にならなくなったので、エクスライダーの練習再開。 武術を始めてからおしなべて筋骨系の痛みに鈍感になったように思う。 エクスライダー→護身術→エクスライダー→合気道。 護身術はひじ打ちと、ひじ打ちからの展開と、ひじを使っ…

弟子と呼ばれし人々

古くはイエスに付き従ったペテロ、孔子の門人子路(しろ)、近代では夏目漱石と内田百閒、内村鑑三と矢内原忠雄・・。師をとうとび敬う、という心情によって豊かに育まれた人たち。 師にあなたは弟子ですと言われた時、私はほんとうに嬉しかった。ペテロや矢…

今日のお稽古

エクスライダー。進む方向が定まらないのと、スピードが調節できないのと、止まれないのを除けば「乗れた」と報告していいかも。と思った矢先にころんで鼠径部をしたたか捻り、練習がままならなくなった。体の故障が気分に直結している私は、今しかるべく落…

今日のお稽古

家のフローリング部分の家具をどかしてスペースをつくり、エクスライダーの練習。要領がつかめてきた気がする。 次女17歳も面白がって乗ってみている。先にマスターされてしまうかもと思うと焦る。大丈夫、子どもは昼間は学校だ。

今日のお稽古

武術90分。「投げ技の歴史」と題して、やみくもに抱きかかえて投げていた原初形態から、人類は投げ技をどのように発展させてきたのかを実際に投げ、投げられつつ学ぶ。柔道や合気道、合気柔術の位置付けとそれぞれの特徴が整理されてすっきりした。自分がど…

我執を捨て、自我を確立せよ

「自分」について、師が口を酸っぱくして言われるフレーズがこれです。執着にもさまざまありますが、我執とは自分へのとらわれ、自分が正しいと思う心です。それがなぜいけないかというと、武術は人に通じて初めて術であり、戦いの主体は自分ではなく常に相…

人それぞれの

家に、仕事で知りあった独身で同い年のお客が来る。会社の健診でD判定がついたの、長年の婚活にも実りがないのと沈んだ様子。 私「Tさんは自立して立派にやってるじゃありませんか」 T「稼いで、食べて、出すだけの自己完結した自分って何なんだろうと思うん…

今日のお稽古

小金井体育館で護身術。押しと突き、そのかわし方、押し倒してからの攻防など。 突きをかわしてから相手の首元に手刀を当て、脇後方へ直線的に踏み込んで倒す稽古。足をかけるなと再三言われる。かける癖のある人を見ていると、足を引っかけようと重心が体軸…

戦うということ

武術は対人技術であり、対人的に効果があって初めて意義のあるものです。 効果があるとは相手と融和するにせよ敵対するにせよ、場を制する、戦いを制するということで、ここではどれだけ相手の視点に立てるかが重要になります。なぜかというと、戦いの相手は…

今日のお稽古

合気道は武術の理の粋です、という師の言葉に打たれて合気道を自主的に習うことを決め、合気会というところに入会して今日が初めての稽古日だった。メニューは前受け身、後ろ受け身、呼吸法(合気揚げ)、杖による一教〜三教。 「〜教」と名のつく動きは表だ…

武術について

私の師事しているのは佐山史織先生、30代の男性の武術家です。 教伝内容は太極拳と柔術の技法が主軸になっています。柔術は柔道や合気道の生みの親的な武術で、太極拳と共に身につけることで、実戦において双方がお互いのバックアップの役割を果たすといいま…

はじめに

今年の2月6日に武術の稽古を始めて、8か月が経ちました。 これからここに覚え書き的なことを載せていこうと思います。 後年「あの頃にくらべて成長したな」と思いながら読み返せますように。