弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

ママ友二人と久しぶりにランチ。エスニック料理をおいしく食べて、おしゃれな和カフェでお茶を飲んで、尽きせぬ主婦トークに身を委ねる。太極拳やってるんだよと言ったら、優雅だねえーと言われた。二人が情報交換する学校の人事とか、美味しいお店とか全然知らない。私は主婦とか消費者としてのリソースにちょっと欠けてるのかもしれない。逸脱しているのだろうか。

夜、合気道の稽古。初心者が受ける五級の審査内容は「呼吸法、一教、四方投げ入身投げ」だそうで、その四つをみっちりやる。私の動きは合気道の様式美とは程遠くて、本当にたくさんのことを直される。相手を倒そうという気持ちが勝ちすぎていると言われる。それはそれ、これはこれと割り切って取り組むのは私にはとても難しいことだ。昇級審査は、術理を身につけるための通過儀礼のようなものなのだろうか。受けないことは教えてくださる人々に失礼になるような気もする。前進したいけど、どっちが前なのかわからない。