弟子のSです

武術の稽古日誌

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

今日のお稽古

最近師から教えていただいた「コンタクト・インプロビゼーション」というダンスのワークショップ。重力を意識しながら即興でパートナーと身体を接触し続けるというもの。 https://www.youtube.com/watch?v=zkreiRt8GEY&feature=youtu.be キャッキャ笑う赤ち…

母なる大地をあ〜♪

胎蔵界のドロドロを金剛界に持ちこまないように。 金剛界=理=客観=男性性。胎蔵界=情=主観=女性性。我執は胎蔵界に属するものだから、それで冒頭のことをよく師に注意されるのだと思う。 私は女なので基本的に胎蔵界発祥の人です。いかにも感情に支配…

ベースボールは終わらない

小さい頃、年上の女の子が住んでいた隣家に入り浸っては帰らないと泣く毎日を繰り返していた私は、長じた今でも、一人でいるのが嫌いなわけじゃないのに、じゃあまたねと人と離れるその瞬間が苦手だ。 師弟の間で行われることは「法」の授受である。法とは河…

美容師・バンドマン・バーテンダー

行きつけの美容院。料金がお高いが担当の美容師さんと波長が合って話しやすい、そして腕が良い・・しかしながらお高い・・うーんうーん・・と長いこと葛藤していたところ、今日「じつはSさん、ぼく異動になっちゃったんですよ」。解決がむこうからやってきた…

今日のお稽古

護身術+太極拳+幼児空手+子供空手。 さまざまなケースを予想、想定しようとするから「想定外」という事態が起きるので、予測というものをせず、ただただ受けた刺激に対応する、受身をとる、という稽古をする。どこから打たれてもごろんと布団に倒れ込むよ…

白桃会からのおしらせ

師は武術の将来について憂えておられる。 あと20年くらいは、武術はその本質を伝え、つなぐだろうが、その先、形式以外のものは残らないだろう。 あるいは、茶道や禅、伝統芸能の多くのように、ごく一部の人間が高レベルのものを保持しているだけの閉鎖的…

シーナの死を悼む

最近、手の小指の第一関節が曲がってきた。加齢にともなう身体の変化は草木の一生を見るようだ。ひょっとして10年後にはこの世にいないかもしれないし、30年後も生きてるかもしれないと思う。明日死ぬつもりで生きろ、永遠に生きるつもりで学べ。 修行する私…

今日のお稽古

ツイッターで師が太極拳の陳式と楊式について人と論じ合っておられるのを読み、自分(楊式の流れをくむ鄭子三十七式)の立ち位置を知る。鄭子は最初から他力で動く事を狙っているように見えるとの指摘に対し、然り、と師は答えておられた。師から学ぶ私は「…

愛とかについてのいろいろ

「愛するとは、より高貴な理解のしかた。行うとは、より明確な思索のしかたであると知れ。何事も意識の毒汁の中には浸さずにはいられぬ憐れな悟浄よ。我々の運命を決定する大きな変化は、みんな我々の意識を伴わずに行われるのだぞ。考えてもみよ。お前が生…

今日のお稽古

歯の根が割れ、稽古1時間前に歯医者さんであれよあれよという間に麻酔治療。麻痺した顔半分をマスクで覆って教室へおもむく。前は麻痺、後ろは帯状疱疹。さえない。さえなさすぎる。 護身術。 恐怖心をなくす稽古。攻撃をよけるため腰を落とすのに、筋力です…

情弱1号

師の新しい記事(といっても3日前)。 自由になってみないと、今が不自由だったことはわからない。だからやるしかない。 確定申告にむけた経費の入力が終わったので、六本木で開催されている「文化庁メディア芸術祭」へ行く。アート、エンタメ、アニメ、漫画…

今日のお稽古

武術90分、スポセン。帯状疱疹中の私は安静にしていなければならぬ。 師がおもむろに椅子を運んできた。床を受容する、のつづき。椅子の上に立ち、そこから前回り受身。失敗経験を積んでも恐怖が増すばかりなので、無理なくその気になるまではやらないように…

知恵熱じゃなくて

帯状疱疹が出た・・。たはぁ・・。数日前から首のうしろがピリピリして厭だなと思っていたら・・。帯状疱疹とは、小さい頃罹った水疱瘡のウイルスが身体に残っていて、強いストレスに曝された時や抵抗力の落ちた時に悪さをしだすという病気で、今まで何度か…

今日のお稽古

護身術+太極拳。 丹田を回す・動かす/丹田をおもりにした起き上がりこぼしのように突きを受ける、人とぶつかる衝撃を避ける(1対1、1対2、1対多)。満員電車の中を泳ぐように。受けるのに慣れたら攻めの要素を加えていく/1対多の発展。4人に押さえられた…

魔女と若者の話(師のブログより転載)

森にひとりの魔女がおりました。 魔女はいつまでも若く美しかったので、人は魔女が若返りの霊薬の作り方を知っていると噂しました。また、魔女はそのほかにも、多くの秘密の知識を持っていると言われていました。 この魔女のところに、二人の若者が弟子入り…

懸崖撒手

前回の記事に師からいただいたコメントにある「懸崖に手を放す」は禅の言葉で、文字どおり指一本でぶら下がっている崖っぷちの、その手を放すことですが、私の解釈では「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」の後ろ半分がないものです。身を捨てる、それだけ。し…

今日のお稽古

「○○さんも××さんも△△くんも、あなたより後に稽古を始めたのにあなたより上手くなっている。それはなぜだと思いますか?」と師に言われて、重要なのは「なぜ」以降だと思うのに、前半の言葉に感情が反応してつまずく。自分でそうとわかっているから余計こた…