弟子のSです

武術の稽古日誌

昨夜のお稽古

武術90分。武器術だった。

太極拳套路を杖でやる。剣術。身を屈めて立ち上がる力を利用して相手の剣を抑える。と、そこからの展開。推手のような対面の動きを剣で(ねばる・受ける・引く)。剣vs杖。剣の突きを立てて構えた杖で受ける。と、そこからの展開。杖取り。

杖取りは1本の杖を取り合いつつ攻防するもの。稽古の意味がわからず失敗した。棒取り合戦のような取り組み方をして「とったど〜!」とやっていて、師に真顔で怒られる。杖を奪うのが目的ではないからだ。こういう自由攻防系の稽古になると、何かが点火してついつい勝ちに、せこい達成感を求めに行ってしまう。稽古相手はほぼ全員格上なのだから「胸を借りる」ことを覚えないと、私はきっとまたケガをする。反省した。

稽古が終わってさて帰ろうと思ったら、ナチュラルに将棋盤と一升瓶とおかしと水が仕度されていた。木村塾の塾頭木村先生・兄弟子AKBさん・師とそれぞれ対局する。稽古時間と同じだけの時間をかけて3敗した。ただただ疲弊。次はこちらから駒落ちでお願いしますって言おう。

実戦になると舞い上がって定跡などどこかに行ってしまい、駒の効きに目が行き届かないばかりか、考えに考えた末、銀をヨコに動かしたりしてしまう。生まれてすみません。

朝、クイックルワイパーを使って杖での套路をおさらい。次女17歳が表情ひとつ変えず「行ってきます」と言って出て行った。もう何をしていても驚かれない。

最初の単鞭まではできてる。と思う。

jo.jpg←起勢