今日のお稽古
護身術→太極拳。
護身術は、相手の手の動きに自分の手をぴったりつけて離れない稽古。それから、接触点から相手の力の入り具合(反発)・抜け具合(ゆるみ)を感じとり、ゆるんだポイントを崩していく稽古。力には力で返されてしまうので、力を入れられないようにするため例えば腕なら握らず、手をくっつけるだけにする。相手の抵抗心に対しては2つのアプローチがあると思った。
・抵抗心を起こさせずにおき、力のゆるみを察知してぬるっと崩す
・あえて抵抗させることで力の入った方向にフェイント的に崩す
人の立ち姿は逆Y字形だと思うのですが、そんな二人が対向した形はテーブルに似ています。
相手の腕としっかり繋がって離れず、自分の体の延長のように相手を扱えるようになることが目標。例えば師と向かい合うと「協同作業に心ならずも参加させられて」気がつくと倒されている、ということがよくある。詳細は師のブログのこの記事、最終パラグラフをご参照ください。
太極拳の時間に、靭帯断裂ひざにとってNG動作の一つである「片足ケンケン」をした。危なっかしくも耐えた。1か月前の私だったら、こういう事があると「再建したい!!」で頭が一杯になったものだけど、今はそういう気持ちは遠雷のようにどこか遠くで聞こえるだけのものになっている。再建したからって強くなるとも思えず、再建しないせいで強くなれないとも今は思わない。再建と強さを関連づけなくなって、この件に関するパッションが薄れたというか。
応用は左搂膝拗歩〜手揮琵琶〜左搂膝拗歩。手揮琵琶とのつなぎがまだ曖昧。
私はとにかく強くなりたい。よくわからないが、本質的な意味で。