弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

3週間ぶりの護身術→太極拳

取られた手首を取り返す。取られた手首を取り返して押し返す。取られた両手首を取られたまま相手を左右に揺さぶる・押し戻す・引き込む。取られる間際の手首を引くことで相手の重心を崩す(タイミングが早いと相手がついてこない・遅いと取られてしまう)。相手の後ろに立って影のように同じ動作をする。相手の向かいに立って鏡のように同じ動作をする。

教わったこと

・手で相手を動かそうという時は、動かしたい方向にまず足を出し、足が手を連れていくように力を出す。雲手の要領。

・手首を取られてからでなく、取られる間際に反応するには相手のテンポに同調すること。最後の二つはそのための稽古だった。相手とシンクロする。動作の起こりを読むのもこれによって。

プラットホームを通過する特急電車は、目にも止まりませんが、そのなかに乗っていれば逆にプラットホームが目にも止まらず動いている。「兵法至極」する者は、観測者と観測対象とのこの間の矛盾を絶えず一挙に解消する者です。電車を見る時には、電車に乗り、プラットホームを見る時には、瞬時に降りてその上に立つ。兵法の立合いは、そういうものでなくてはなりません。(『宮本武蔵 剣と思想』前田英樹

太極拳の用法は単鞭下勢から上歩七星〜退歩跨虎〜転身擺蓮まで。

上歩七星では自分の手首を取って巻き上げ、うまい具合に腕をきめていた。まだ全然おぼえていない。以前には上歩七星で襟首を締めるという用法も教わった気がする。

前回の教室で撮影した、師の套路youtubeで見られることを師より生徒にアナウンス。(「白桃会 太極拳」で見つかります。)それでもDVDを希望する人は思ったより多く、7人から申込みがあった。ひゃー。みんな、居間のテレビで再生しておさらいしたいということかな。

バランスは今日13秒。記録の伸びはそろそろ限界かも。あんまり頭に血が上らなくなった。