弟子のSです

武術の稽古日誌

♪勉強オレ2

人間は飛べると本気で考えた人がいたから飛行機はできた。人間には無限の可能性がなくもない、とはそういうことだ。人間は飛べないと決めることはその可能性に蓋をすることだ。変わるために稽古しているのに、変わらないのを前提に話をしない。

・・みたいな話をされると、そんならひとつ頑張ってみようかしら、という気に誰でもなると思います。私の師は論理的にポジティブなので、感情的にネガティブな私はいつも言いくるめられてしまいます。

さしあたっては、中国武術を習得する上でどうにも避けて通れそうにない「気」の概念をこの身に受け入れるべく、手をこすり合わせてのち数センチ離してみたりしている。どんな人でも手から気は出ているらしい。びりびりして生温かくて、気持ちいいのか悪いのかよくわからない。この感覚を保ったまま套路をすると頭の芯がボーッとしてきます。端的に眠いという気持ちが高まってきます。こんなんでいいのかな、と思いながら昼寝したりしている。

気とか意識の関連で私がおもしろいなーと思う話は、乱数発生器、たとえばサイコロを振って出る目の確率は各々6分の1だが、場の意識に乱れがあるとその確率に偏りが生じるというもの。意識が出る目に影響を及ぼすらしい。いつか自分でも試してみよう。