弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

武術90分、戸山公園。瀬尾さんは負傷休場。 基礎になる動きから関連を自分で考え、技につなげていくという稽古。ふだん師が私達に技として教えるものは、どれもそういう「エッセンス(本質)を発展させる」という作業を経てできたものだが、それを自分でする。大事なのは関連づけの正誤である。エッセンスから正しく関連づけることができれば、発展させた結果としての技をいちいち個別に覚えるより、発展のおおもとを覚えるだけで足りるからだ。次の4つから発展させた。 esse_1.jpg掴まれた手首を外す esse_2.jpgクロスで相手の手首を取り、横向きに esse_3.jpg  首元とひざ裏に圧をかけ、挟むように後方に倒す esse_4.jpg 両手両足を連関させて負荷(赤丸)を持ち上げる。 バーティカルなんば歩きと私の呼ぶもの。 関連を考えながら「こうかな?」と動くのを、師が修正、洗練させるということを繰り返す。 それから剣術、型稽古と自由攻防。徒手での組手、ゆっくりした組手。 相手にもたれるな、向かっていくなと繰り返し注意される。太極拳を始めたばかりのYさんが組手の中でじょうずにカオを使うので感心する。と同時に、いつもの悪い癖で少し落ち込む。 私の落ち込むパターンの一例:私はすごくなりたい。○○さんはすごい(それなのに)私はすごくない(だから)価値がない。→落ち込む ここには関連づけの誤りがある。( )の中がそれだ。すごくなりたいこととすごくないことは別、○○さんがすごいことと私がすごくないことも別、すごくないことと価値がないことも別。 原理原則から正しく関連づけすること。誤った関連づけを正すこと。