弟子のSです

武術の稽古日誌

お雑煮、おわり!

年頭の記事の軽薄な一言から初叱られ、初枕を濡らし、しかし一夜明けたら感情が抜けて道が見えた、ということを二晩繰り返す。

だからと言って、師が昨年末に指摘されたように、私の修行のあまりの捗らなさに師と私がそれぞれの立場で参ってしまっている状況には変わりない。

師が私に百万回同じことを繰り返して伝わらない苛立ちは、私が母といて感じるあれときっと同じだ。私は母にどうして欲しいだろう。それを考えると暗澹とするけれども、母と私が違うのは、私は(うまくいっているとは言い難いが)師の言葉を聞こうと、理解しようとしているところ。

ビリーブへの依存を少しも許すな、自分を変えようとせずに他者に甘えるなと師は言われた。人間として「甘えていいんだよ」と「甘ったれんな」と、どちらの言葉をかけてもらいたいと望むか・・。その二択の間を、私はふらふらふらふらしている。

辛辣な言葉を師から浴びせられるたびに人格を否定されたと落ち込むけど、人格を肯定され、対等と見なされているからこそ、甘えるなという言葉が出るのだろう。と、ポジティブシンキング。

家族の誕生祝い、初詣、お年始など一連のイベントが終わり、今日から仕事始め。