弟子のSです

武術の稽古日誌

今日の一人稽古・座学編

受けも払いもなっちょらん、ということで参考の動画をいろいろ見ている。 様々な師範のお手本と見比べると、私のはガツンとぶつかって止めていて、払ったら払いっぱなしなのでそのあと隙ができるし、体がぐっらぐらだとわかる。熟練者はそもそも骨格ががっしりとして構えが安定している上にぶつからないんだから、ダメージが少ないわけだ。私は真逆だ。 私の観察したところ、武術を志す人は一般に、血気と体力にまかせてぶつかりまくる非洗練の稽古を長く経たのちに、ぶつからない洗練された戦い方に到達するように思われる。筋骨が脆弱で「ぶつかりまくる非洗練の稽古」に耐えない、そして始めたのが遅く持ち時間が少ないというSの条件(やせ型・中高年・女)から、強引に飛び級してプリミティブな理を直接学ぼうというのが師について私のしている挑戦だと思う。キャリアのないことを言っても始まらないし、山頂ばかり見ていたらげんなりして登れなくなってしまうので、師のナビに従って目の前の坂を上るだけです。 madamfoster.jpg そして強いお婆さんになりたい DVDで映画『アンチェイン』。シュートボクシングの話。リングへの花道を歩く時が俺のアンチェイン(鎖から解かれる・自由になる)や、と主人公が言っていた。