弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

稽古前に考えたこと

・生きるとは煩悩の地雷原を歩いているようなものだ。好きなことを貫徹しようと思ったら、踏んじゃった地雷が炸裂しても平気な自分になるしかない。

・私は師の弟子なのだから、場を共有しているときは師の視点でものを見る訓練をしよう。つい「とんでもないなぁ凄いなぁ」と私の視点から師を見がちだけど、観察者としてはそれでいいかもしれないが、修行者の私はそれだと進歩がないから。

・等身大と思って書いたことが実は相当盛られている、ということは、言葉で考えることや意識というものはどんなに真摯であったとしても蜃気楼的であることをまぬがれないのであるなあ・・

護身術+太極拳

柔術では相手を転がすのにお茶碗をひっくり返すだけの力しか自分では使わない、ということで、力まずに、自重や相手の重さを利用できるところを模索しながらの座捕り。

・カニ歩きの稽古。かかととつま先を交互に支点にし、内股と外股を繰り返しながら横に進む。

・内股と外股それぞれの応用。手による崩しや突きの際、内股で向かい合うつま先を結んだ三角形の先に力を集中するとパワーが増し立位も安定する。また、外股にして体全体で左右に張るような姿勢をとることでやはり立位が安定する。

・突きを受けつつ前足を内股にして相手の背面に回り込む(反三才歩)。その応用。

太極拳は基本の五指の張りと呼吸法(逆腹式呼吸)。套路は第一段の単鞭まで。

押す時に息を吐き、引く時に吸うという要領を按(吐く)と提手(引く)で覚える。また、接触点のタッチはソフトにするという要領をジーと単鞭(技の始めの相手の手をすくい上げる動き)で覚える。最後に推手。

稽古後に考えたこと

・稽古前に考えたことは稽古中には全く思い出さないものだ