弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

明け方にすごいことを思いついて携帯にメモる。年齢的に遅れて武術を学ぶ上でとても重要なことに思え、ユリイカ的に興奮した。道場でする稽古だけが稽古ではない、大事なのは・・・。そんなような事。 護身術→太極拳。 護身術:当て身(拳、手刀、ひじ打ち、蹴り)。素振りのあと、ミットを使って実際に打つ。座捕り。関節技3種(手首、小手返し、二教)。ひざが思い通りにならなくて辛い。腕は掤(ポン)を意識して打ってみたけど、できているような、全然ダメなような。 太極拳套路のチェック。私の套路グルーブ感が足りないと言われる。 恥を忍んで書くならば、稽古中の私の感情は犬のそれだ。師に褒められれば尾を振り、褒められなければキュウン・・と卑屈になる。本来、褒められて伸びるというか、おだてられれば木どころかスカイツリーにだって登る人間なのです。先日うっかり師に「もう、どんだけ厳しくしてもらっても一向に構いません!」と宣言してしまったことが悔やまれる。 しかし自己愛撲滅キャンペーンを張っている今、褒められたい、認められたいなど笑止千万。自己愛が痛ければ痛いほどウェルカムである。それにしても、痛むネタはそこかしこに転がっているものだ。グルーブ感が足りない、ノリの悪い私は帰りの自転車を漕ぎながら「だけど涙が出ちゃう」のだった。このまま弟子を続けていると最終的にはMになる気がする。 帰宅してから師のブログが更新されていることに気がついた。最後の2行を読んですごくびっくりした。私が夢で思いついて携帯にメモった内容と酷似していたからです。