弟子のSです

武術の稽古日誌

私の問い

一対一の戦いでカオ(靠)は何のためにあるか? 師「長らく太極拳をやって、ようやく形ではなく内容に疑問がわいた。こういう時、その疑問は潜在的に自分が欲しているものと直結したものです。それがわらしべであり、大体全ての問題の解決の糸口になるフラグ、啓示です。そういう疑問が自分の武術の核になっていく。」 吹っ飛ばす。これは何のためにあるのか? そうか、これを私が訊いたのか。疑問に思った自覚すらなかった。これが私の抱える全問題の解決につながるという。私の抱える問題が本質的に何なのかも私にはわからない。自分はしょうもない俗物だな、感情の虜だなと思うばかりだ。だけどこの問いに答えを与えていくことで組手が良くなる、良くならないはずがないという。だったらそこから攻略しよう。組手がよくなれば色々見えてくるものがあるだろう。この問いを解きたいと思った。できない課題を渡されたことがないから。 師「修行における師の試問は、例題がなんであれ、全て 汝は何者であるか? ということです。」