うなぎパイをもらう
ピンポン鳴ったので玄関に出てみたら、他県に嫁いだ幼なじみのOだった。
「あれっどうしたの」
「主人と別居してみることにしたの。3か月間こっちにいるから」
その間ご主人とは電話連絡もしないことになっているので、ついては携帯が通じなくなった旨を私に伝えに来たと言う。じゃあ遊ぼうと言うと、ありがとう、でも今は疲れちゃって実家で寝てばかりいるんだ、と話もそこそこに帰って行った。
よろよろ歩く後ろ姿を見送りながら、私たち大変な年頃だよなぁと思う。瀬戸内寂聴が出家したのも51歳の時だったって言うし。
母「Oちゃん元気がなかったねぇ」
私「私はお母さんが快くお稽古に送り出してくれるから、武術のおかげで元気でいられるよ」
さりげなく今夜の外出の伏線を張ると。