弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

(前回の記事にいただいた師のコメント、昨日は理解するのに忙しくて気にならなかったけど、改めて読んでみると脳みそが1コとかウ○○が詰まってるとか、ひどいなあ・・・。)

新しく門人が入ったので、スポセンの昼稽古復活。私は自分ではそれほど(=師の仰るほど)バカではないと信じているが、Rさんのコメントなど読むと研究的な方向には明晰でないと認めざるを得ない。なのでマンツーマン稽古は当分させていただけないだろう。新しい稽古仲間Yさんは40代の大柄な男性だ。

Yさんに覚えてもらうため、白桃会の基礎鍛錬。腕振り、腕回し、打撃、五指を使った受けとそこからの攻め、套路とその用法。

腕振りは腕が全体の動きをリードする。腕回しは丹田が腕をリードする。打撃も同様で、丹田を中心とした腰の回転、あるいは震脚を使って打つ。腕の力で打とうとしない。先日の稽古で習った「動きに虚実をつくる」がここにも。

私の中では「虚実をつくる」と「全身のつながりをつくる」との間に矛盾があるような気がずっとしている。今後の稽古で解消すればいいと思う。

五指の張りの用法も、套路の用法も、何度聞いても忘れるけど、それでも聞くたびに体に残る部分が増えている感触はある。頭が覚えていようといまいと、体に残るものしか使えないと経験上わかっているので、相手がいて稽古できることは本当にありがたい。基本稽古について迷走していた折でもあり、基本を見直す機会に恵まれて渡りに船だ。こういうところが、自分は運を味方につけていると思うゆえんだ。しかし私という人物の得体が知れないせいか、Yさんはまだ少し遠慮がちである。だんだんそれどころではなくなるだろう、私がそうだったように。

座学についての覚え書きは稿を改めて。