弟子のSです

武術の稽古日誌

今日のお稽古

護身術+太極拳+幼児空手+子供空手。

今日の内容を自分なりにまとめると、骨格で安定して立つ/引き込む力を利用して打つ/自重を利用して技をかける。腕力をはじめとするパーツの筋力に頼らない。

当て身五種(拳・掌・ひじ・金的・体当たり)の稽古。鐘をつくような要領で、体重の移動を使って打つ。拳と掌については対人稽古も行った。

空手の時間には捨て身技の稽古。引き込んで倒してから、手枕とか、返してマウントを取るとか。瀬尾さんからは自分が寝た姿勢から相手を倒すというブラジリアン柔術の技を教わる。

自重を使って人を倒す技は「百発百中感」があり、幼児空手の男の子も好んで「足にタックルしてコアラのように取り付く」技をかけてくるが、その気持ちはよくわかる。

しかし・・。戦いには「倒すー寝技ー封じ込める」流れと「コウや按で突き放す」流れとがあると認識しているが、実際の戦いがどの時点で終わるかと考えると「封じた/突き放した」ですむはずがない。本当の戦いの終わりとは、つらつら考えるに「敵が戦意を失った時」なのではなかろうか。そういうことを考え出すと頭が迷宮入りする。

子供空手では教室内の規律を乱す者をとっつかまえては「こらー」言っていたら、母親みたいな気分になった。「なんで一生懸命やらないの」「だってオレ強くなれないもん」「なれるよ!」

ブログを読んではじめて何を考えていたかわかる、と師に言われる私より、この子たちはずっと表現が豊かで素直で、いいなあと思う。